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問題はチームで解決。「人」を大切にしたい私にぴったりの、STORES の開発

機械を触る職人に憧れてエンジニアを目指したという板倉由依さん。バックエンドエンジニアとして活躍中です。板倉さんのキャリアのテーマはずばり「人」。STORES のどんなところがやりがいにつながっているのでしょうか。SES開発時代を経て感じる違いや、現在の仕事、お気に入りのバリューなどお話を伺いました。

聞き手:塩谷 啓(エンジニアリング室)

PROFILE
板倉由依さん・・・テクノロジー部門リテール本部プロダクトBグループ

2022年4月入社のバックエンドエンジニア。主にRuby on Railsで開発を行なっている。自宅では2羽のインコを幸せにするため奮闘中。最近、「さすけ」と名付けたインコがメスだったことが発覚した。

初手から戦略的に積み上げた、エンジニアのキャリア

──今日はインタビュー、よろしくお願いします。まずは改めて、自己紹介をお願いします。

板倉由依です。鳥が好きで、STORES でエンジニアをしています。今日はよろしくお願いします。

──ありがとうございます。まずはキャリアをお伺いしましょうか。

キャリアの始まりは、音響と映像のレンタル会社です。機材の設営や配送をする仕事をしていました。もともと機械をいじれる職人のようになりたくて、機械に触れる仕事を選びました。その後ウェブ系の会社でhtmlやCSSを扱う仕事を経て、5年程前からRubyを使うバックエンドの開発をやるようになりました。そして今に至ります。

──なるほど、はじめはフロントエンドエンジニアだったのですね。それからバックエンドに転向したのはなぜだったのでしょうか。

エンジニアになろうと決心した時から、目標はバックエンドエンジニアでした。けれど、プログラミング未経験で分からないことだらけの私にとっては、ウェブ制作から徐々にフロントエンドの仕事を覚えてバックエンドに転向する方が、なんとなく実現可能なイメージを持てました。プログラミングの勉強は全て独学だったこともあり、いきなりゴールを目指すよりも徐々に経験を積んだほうが良さそうと考えたのです。

──では、キャリアの初手から戦略的に考えていたんですね。そしてプログラミングを続けている。この仕事が向いているんだなと思いますが、ご自身はどう感じますか?

正直に言うと、向いていないのではないかと悩んだ時期もありました。さきほどお話ししたように、私が憧れていたのは職人タイプ。自分もそうなりたい、なれるはずだと言い聞かせて頑張ってきましたが、どうやらそのタイプではないと気付いた瞬間があったのです。けれど、エンジニア全員が職人タイプである必要はないという考えを持てるようになり、そうでない強みや楽しみを見つけられるようになりました。

──みんなが職人タイプだとやりにくいですもんね。僕は素敵だと思います。

そうですよね。ありがとうございます。

「人」を大切にしたい自分には、STORES の文化が合っていた

──STORES に入社した理由を教えてください。転職のきっかけや、STORES に決めた理由は何だったのでしょう。

よくある話かもしれませんが、前職がSES開発だったので、自社開発をやってみたくて転職活動を始めました。カジュアル面談で何社かを訪れて、中でも特にフィーリングが合ったと感じた STORES で選考に進みました。

──実際に入社してみていかがですか?

入社してみると、チームで働く良さを実感しました。SES開発は一定の期間を過ぎたらどれだけ仲良くなっても一緒に働く仲間とお別れしなければなりません。STORESでは長く一緒に働けるチームメンバーと開発できるのが嬉しいです。

チームメンバーにはくだけた雰囲気の人が多くて、エンジニア同士での議論には社歴に関わらず発言のしやすさを感じています。実装中に迷ったことなどはすぐに相談できる雰囲気があるので、一人で抱え込んで悩み続けるようなことがありません。

──入社してみて良かったことを聞いていると、「人」が板倉さんのテーマなのかなと感じます。このテーマに STORES は合っていたということなのでしょうか。

そうだと思います。PdM、デザイナー、フロントエンド、CSなど、幅広い職種の方と関わりながら仕事ができるのは STORES で働く醍醐味です。短い期間でもコミュニケーションは大事ですが、長くゆっくり仲良くなっていく関係のほうが、私には合っていると感じます。

──開発の進め方にも、人と関われるタイミングが多いのでしょうか?

チームのカルチャーとして、「モブで作業する」というものがあります。難しいことや腰が重いことはモブ、つまり複数人で行うというものです。一人で悩まずにみんなで集まって解決できるので心強いですし、仕様書を読むなどの気が重い作業もみんなで「えい!」と片付けることができます。最近では、新入社員の受け入れの段取りをみんなで集まって決めました。こうして大変なことをチームで分け合って乗り越えられるのはいいですよね。

また、毎日30分程度の昼会で、問題や不安ごとが話し合えるのも気に入っています。これまではプログラミングそのものを仕事の楽しみに感じていましたが、STORESに入ってからは、それに人と関わる楽しみが増えました。

STORES は変化の多い時期。楽しむ気持ちで


──現在のお仕事について教えてください。最近はどんなプロジェクトを?

私のチームには、育休中の方を含めて5人のメンバーがいます。このメンバーでスクラムを取り入れたスタイルで開発をしています。

今行っているのは新機能の実装です。STORES でオーナーさんが販売する商品に関する機能なのですが、影響範囲が広いのが難しいところです。

──実際に開発を行っている視点で、STORES に対して課題を挙げるとしたらどんなことでしょうか?

強いて挙げるなら、まだフィーリングでやっているところが残っている点でしょうか。例えば、少し前までデプロイを、空気を読み合ってタイミングを見計らい、他の人とかぶらないように行っていました。かぶってしまったら「あ、ごめんなさい」といった感じで。そういうアットホームな点がまだ各所に少しずつ残っていますが、これも今から文化を作っていける面白さのひとつだと考えることができます。

──もし、STORES を知り合いに勧めるとしたら、どんなことを伝えるでしょうか?

「おすすめだよ」と伝えると思います。ただ、変化の時期ということもあり、様々なことが流動的なのは人によって好みが別れるかもしれないので、「変化を楽しむ気持ちで入社してね」と伝えるかもしれません。その上で、かなり自由に働けることや、面白い人がたくさん働いていることはおすすめできるポイントです。

好きなバリューは「イシューを問い直す」

STORES のテックマニフェストのイメージ。6つのマニフェストがアイコンになっている。

──STORES のテック部門のバリューの中で、お気に入りのものがあれば教えてください。

私のお気に入りは「イシューを問い直す」です。これまでの経験で、依頼されたけれど調査や検討を進める中で、結局やらなくて良さそうだという判断に至ったケースが何度かあり、そもそもやらなくて良いことは、やらないのが一番良いという実感がありました。余計なことをしないのはシンプルな状態を保つのに大事ですし、そのために「そもそもなぜやるのか?」「それをやると問題が解決するのか?」を考えるのが大切だと思います。

──なかなか渋いチョイスで、いいですね。最後にどんなエンジニアになりたいかを伺って、このインタビューを終わりにしたいと思います。

チームメンバーみんなが楽しく開発できるための動きができるエンジニアになれたらいいなと思います。困っている人がいたら、助けになれたらと思います。

私が STORES のサービスを気に入っているのは、使っているオーナーさんがちょっと自分と重なること。こだわりを持っていたり、やりたいことを貫いていたりと、「わかるわかる」となることが多いんです。私がチームメンバーを助けたり、開発を進めることが、そんなオーナーさんの役に立ったらいいですね。

(写真・文:出川 光)

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