エンジニアとはなんですか?- "hey People" コミュニティスタッフ・エンジニア編 -
hey で働く人々を動画で紹介をする"hey People"。今回はカンファレンスやコミュニティの運営に携わっているエンジニア編。カンファレンス/コミュニティの運営あるあるから、エンジニアとはなんなのかまで、語ってもらいました!動画に合わせて、書き起こし版もお届けします。
座談会に参加したエンジニアメンバー(左から):
----- 以下書き起こし -----
Q. 自己紹介をお願いします。
岩:岩井と申します。今はiOSの開発を専門にやっておりまして、新卒の時は組み込み系で電話交換機のファームウェアを開発していました。その後マックアプリのエンジニアになり、その後iOSエンジニアという経歴になります。
iOSDC JapanというiOS開発関連のエンジニアが集まるカンファレンスが2016年から開催されているのですが、私は2017年から運営スタッフとして参加しています。
第1回目のiOSDC Japanに一般の参加者として参加したんですが、参加者やスピーカーの方、スポンサーの企業、みんなが楽しんでいるイベントだったので、「このカンファレンス面白いな」ってどうやって作ってるんだろうなと興味を持って、翌年からスタッフとして参加しました。
藤:藤原 涼馬です。専門はインフラエンジニアなので、特定のプログラミング言語というよりは、パブリッククラウドや、それ以外の部分のインフラのアーキテクティング、運用設計といった部分が、主な専門領域だと思っています。
私が関わっているカンファレンスとコミュニティがあるんですが、カンファレンスがCloudNative Days Tokyoで、クラウドネイティブなテクノロジーについてなんでも議論したり、発表したりする場になっています。
関わっているコミュニティは、Rancher JPというクラスター管理ソフトウェアの技術コミュニティ運営に携わっています。
卜:卜部と言います。専門はWEBのバックエンドプログラミングですね。Rubyというプログラミング言語を作ったりもしています。会社では、Rubyを使ったプログラムを書いています。
RubyKaigiというカンファレンスで、運営をやっていたこともあります。Rubyのプログラミング言語そのものの開発も行っていて、そちらのコミュニティに顔を出しているので、その一環として、カンファレンスの運営をやったりしていました。
Q. カンファレンス運営あるあるを教えてください。
藤:開催前の駆け込み、やばいですよね。
岩:あー、それありますね(笑)
藤:基本的に当日はみんな殆ど寝てなくてヘロヘロ、みたいな(笑)
岩:いろんなものを前もって発注して、当日の夕方に大体前夜祭を始めるんですけど、そこまでには全部設営終わって、受付の準備もきっちりやるっていう、肉体労働が半端ないんですよね。
トラックから物がいっぱい降りてくるのを運んで、ちゃんと並べてとか。エンジニアって普段体を使わないので、そのカンファレンスをやる度に、体鍛えないとなーって思うんですけど、また1年後には同じことを繰り返していますね。
卜:やっぱ大変なことはいろいろありますよね。でもその分楽しいんですけどね。
藤:基本的にはもうお祭りですよね。
卜:そうですね。
Q. エンジニアリングを通して感じる課題は?
卜:難しい。
岩:エンジニアの世界の課題感...(笑)
藤:難しい話ですね。
岩:ひとくくりにエンジニアと言っても、いろんなタイプの人がいるわけじゃないですか。カンファレンスに関わる人もいますし、関わらない人でも、もちろんエンジニアとしてすごいスキルの高い方もいらっしゃいます。だからどれが正解ということもないし、こういうスキルがないとやっていけない世界というわけでもないと思うんですよね。だからこそ、自由にいろんな人たちが働けるのが、エンジニアなのかなという気はしています。
藤:少し感じる時があるのは、領域が全然違うとなかなかコミュニケーションパスをとる機会がないので、別の領域の人と話をするにはどうしたらいいだろうと考えることがあります。
例えば銀行の勘定系の業務をやってる人たちがどんな感じで働いているんだろうとか、何とか発電所の制御システムを作ってる人たちって、どんなふうに働いていて、どんな技術的のスタックがあるんだろう、どんな悩みがあるんだろう、そういったところをなかなか知るチャンスがないというか。ITエンジニアとして、同じITに関わっているけれども、もっともっと広い範囲でコミュニケーションをとってみたいと思うことはありますね。
卜:間口が広くなってほしいと思っています。エンジニアとは何ですかって、かたいことを言うと、工学とは何かみたいな話があったりするんだけど、みんながみんなそれをやりたいわけじゃないんですよね、本当は。
今エンジニアリングをしていない人たちが、エンジニアリングを武器として、自分たちのやりたいことを実現していくことがもっともっとできるといいと思うんですよね。なので、それにあたっては専門家がいるみたいな感じになっているんだけど、そうじゃなくて非専門家の人がちょっと手を出しやすくなってくれるといいなって思います。
Q. エンジニアとはなんですか?
岩:技術を使って世の中のめんどくさいことをどんどんなくして、かつ技術を使ってるんですけど、使う人には技術は意識させないで、自然に便利な世の中になって、いろんな人たちが笑顔になることに貢献できるお仕事なのかなと思っています。
藤:そうですね。野球やらないんですけど、野球に例えると、エンジニアって2番バッターだと思っていて。
岩:送りバントですか?
藤:そうです。1番って、セールスの人であったり、マーケの人、そういった人たちがお客さんをつかんできて、私たちがエンジニアとして作ったいろいろなプロダクトを試していただいて、その上で、実際にその利用者の人たちは3番4番で、プロダクトによって世の中がプラスになるようなアクションがより効率的にできる世界観があると思うんですよね。そういう風に見ていくと、1番バッターはセールスやマーケの人たちで、我々2番で、クリンナップはそのシステムとかアプリケーションを利用される利用者の方々なんだろうなっていう気がしますね。
卜:ひとつはライフワークとしてやってます。それがたまたま今の会社だと仕事と結びついていて、プロダクトを使って他の人が便利になったり、幸せになったりというところにも若干寄与できたら嬉しいなって思いますね。
Q. カンファレンス/コミュニティ活動をしていて「Fun」なことは?
岩:先程のみんながすごい楽しそうに参加していたので、私も参加したっていうのにもう尽きますね。私も運営に参加してみて、参加者として参加している時は普通に楽しかったんですけど、運営やっていても、運営スタッフみんなが楽しんでるんですよね。
特に一人一人が無理して運営を手伝ってる、やらされてるっていうのは全くなくて、本当に楽しいからやってるて人たちが集まって、結果楽しいカンファレンスができるみたいな感じですね。だから何が楽しいかっていうとカンファレンス自体が楽しくて参加しています。
藤:カンファレンスや勉強会の準備ってすごく面倒くさいし、手間もかかるし、色々面倒くさいこともあるんですけど、そういったところで色々学んで新しい知識やスキルを身につけてくれた人が、今日の勉強会すごく良かった、開催してくれてありがとうと、フィードバックとしてもらえるのは、自分とっては「Fun」だなって思いますね。
卜:人が集まってみんなでいるっていうのがすごく良くって。前に発表者がいて、お話をちゃんと座って聞くみたいな話じゃなく、発表の間の時間で廊下で、ふっと盛り上がる話だったり、そこから生まれてくるアイディアだったり、コラボレーションだったりがすごくあって。
僕はそんなに人付き合いが得意なほうではないと思ってたんだけど、でも人と会うとすごい違うなっていうのありますね。カンファレンスっていう場があって、人が集まってくるっていうのは、やっぱり凄いんだなって思ってます。
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カンファレンス/コミュニティに携わるエンジニアの3名にお話を聞いて思ったのは、楽しいからやっていて、楽しいから続けられるんだろうなということ。それぞれのFunな気持ちが伝わっていたらうれしいです。
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