プロダクト・職種横断会議「プ会」とは?横断開発を支える会議のリアルレポート
STORES では、プロダクト開発組織に所属する全メンバー約100名が集まる「プロダクト会議(通称、プ会)」を、毎月開催しています。
この記事では、「プ会とは何か?」「何をしているのか?」を、ご紹介します!
プロダクト横断開発を実現するための、情報共有・交流の場として生まれた「プ会」
STORES はネットショップの会社、ではありません。STORES は、中小・中堅事業者さんに向けて、フロントオフィスのプラットフォームを提供している会社です。
詳しくは、取締役 / VP of People Experience 佐俣さんの記事をぜひご一読ください。
STORES 株式会社 は、ホールディングスと事業会社4社が集まってできた創業6年目の会社です。2023年までは、「ソフトウェア開発基盤への大規模投資」「組織の土台づくり」に注力してきました。結果、複数プロダクト群を横断して価値をつくって顧客に届ける、そのための準備はある程度完了したと言える状態になりました。
一方で、横断開発を強力に推進していくためには、以下のような課題がありました。
プロダクト開発に関わるメンバー間で「中小・中堅事業者向けフロントオフィスプラットフォーム」の具体的なイメージが共有されていない
自分が関わるプロダクト以外のプロダクトについて、詳しく知らない
同じ組織・同じプロジェクトのメンバー以外のことを、詳しく知らない。実はほとんど会ったこともない
こうした課題を解消するため、情報共有・交流の場として生まれたのが「プロダクト会議(通称、プ会)」です。
「また次回も参加したい!」参加者がそう思える場づくりにこだわる
プ会は、2023年4月に第一回を開催し、以来概ね月に一度のペースで開催しています。基本はオンライン開催ですが、3ヶ月〜半年に一度は対面開催をすることで交流を促進しています。
対象者は必須参加の会議ですが、プ会が大切にしているのは参加者が「また次回も参加したい!」と思えるような場づくりです。そのため、参加者アンケートでは毎回「次回以降もプロダクト会議に参加したいと思いますか?」を10段階で確認する設問を設けています。全10回を通してのスコアの平均は、8.4。こだわった場づくりの結果と言えるかもしれません。
ここからは、3月18日に開催した対面開催の「プ会Vol.9」の実際の様子をご紹介しながら、具体的にどんな場なのかをお伝えします。
Vol.9のメインテーマは、「新・ロードマップについて理解を深める」。
セッション1では、CPOの井出さんが、リーン・キャンバスを用いて、新ロードマップのコアとなる、新プロダクトについて説明しました。開発スタートの背景やその内容に、みんな興味津々です。
セッション2では、プロダクトマネージャーの宮里さんから、顧客データ基盤の統合に関する説明を行いました。顧客データ基盤の統合は、複数のプロダクトや機能を中小・中堅事業者さんに使っていただくにあたって、欠かせないことです。
セッション3では、VP of Product 兼VP of Engineeringの佐藤 大介さんから、2024年1月から発足したBPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)本部の現状とこれからのミッションについて説明しました。参加者を巻き込んだクイズ形式でのプレゼンに、会場が沸きました。
プ会では、コンテンツの理解と交流促進を目的に、各セッションにグループワークを盛り込んでいます。プロダクト・職種横断でグループ組むため、初めましてのメンバーと一緒になることもしばしば。胸から下げたネームプレートを元に、自己紹介をしてからグループワークをスタートします。
今回は相互交流の機会として、「オリジナル メイクDをつくろう」セッションを実施しました。「メイクD」とは、2024年の STORES のスローガン。「Make a difference」「変化を生み出す・変化の初期フォロワーになる」という意味がこめられています。各々が思う「変化」のイメージを、ロゴとして表現しました。
また、プ会ではデザインにこだわっています。社内イベントですが、全力です。
Vol.9のデザインテーマは、「商売繁盛」。「大入」の文字をモチーフにキャラクター化しています。キャラクターの身体には STORES のプロダクト名のステッカーが貼ってあり、それと同じデザインのステッカーを会場で配布しました。
また、イベント会場にはポスターを貼り、休憩時間に参加者が自由にステッカーを貼って遊べるように。
ポスターは、「商売繁盛のアイコンであるキャラクターが街に出かけている」=「商売繁盛の輪が街へと広がっていく」ことをイメージしています。
最後は、任意参加の懇親会で乾杯!
担当するプロダクト・機能を超えて連携し、顧客の成長を支えるフロントオフィスのプラットフォームへ
カジュアル面談や採用面接で、いまもたまに質問いただくのが、「組織統合を経て、組織の壁はないのか?」ということです。もともと異なる文化や価値観を持つ会社が、「Just for Fun」というミッションで一つにつながり、ここまでやってきました。プロダクトに紐づくカルチャーの違いは今も個性として存在していますが、複数プロダクト群を横断して価値をつくって顧客に届ける、そのための土台はできています。
私たちが目指す「中小・中堅事業者向けフロントオフィスプラットフォーム」は、大きくて時間のかかることです。だからこそ、プロダクト・機能を超えて連携し、一人ひとりが縦横無尽に動くことが必要です。そんな組織を実現するためのコミュニケーション・ハブとして、これからもプ会という場を磨いていくつもりです。
Just for Fun!
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