取得率8割超え。heyで育休を取得したパパたちにその実際を聞きました
heyでは、女性だけでなく男性も育休を積極的に取得し、その取得率は85%を超えています。実際の育休のこと、復職のこと、そして子育てのこと。気になる男性育休の実際を、3名のメンバーに語っていただきました。
聞き手:加藤千穂
はじめに
まず、heyで用意されているこどもが生まれる時の休暇や制度についてご紹介します。ベビーウェルカム休暇はこどもが生まれる時に取得できる10日間の有給休暇で、取得率は100%。その他気になる育休の取得率は復帰率はご覧の通り。
それでは、男性育休を取ったパパたちにお話を聞いてみましょう。今日お話を聞くみなさんは、秋元さん(以下、秋)、森弘さん(以下、森)、佐々木さん(以下、佐)です。
育休が当たり前にとれるhey
──今日は実際にheyで育休を取った経験のある男性のみなさんに来ていただきました。さっそくですが、みなさんはどのくらいの期間育休をとられたのでしょうか?
秋:僕は1ヶ月です。
森:私は2ヶ月。
佐:僕は5ヶ月半くらいです。
──育休期間はどう決めたのでしょう。
秋:とりあえず1ヶ月取ってみて、だめだったら追加しようかなと思っていました。
森:似た感じですね。期間こそ違うけれど、私も2ヶ月くらいまず取ってみて、どうするか決めようと思っていました。
佐:うちは奥さんと相談して上の子、下の子で交代で育休をとることが決まっていました。奥さんがすでに上の子の時に育休をとったので、今回は僕。保育園に入園できるまでが育休期間で、たまたま上の子と同じ保育園に入れたので5ヶ月半で育休が終わったという形です。
──育休をとるとチームに話した時、どんなリアクションでしたか?
森:こどもが生まれることを話したら、当たり前のように「ということは、育休取りますよね?」と返ってきました。育休をとる前提で私もみんなも働いているので、気を使わずにとることができました。
秋:僕は覚えてすらいないんですよね。「まあそうですよね」といった感じで、とてもさらっとしていて。
佐:僕はPXチームで働いているのですが、比較的こどもがいるメンバーが多くて、とてもスムーズにとることができました。「わー、おめでとう!」と。
──育休をとるのが当たり前という雰囲気がheyにはありますよね。育休に入る前って「あれをやろう、これをやろう」と計画を立てませんか?みなさんはどうだったんでしょう。
森:周りから「何もできないよ」と聞いていたので、目的を持たないようにしようと最初から決めていました。なので、やりたいことは決めていなかったかな。
秋:僕も同じですね。けっこう忙しいだろうし、育児でいっぱいいっぱいになるんじゃないかと思っていたので、できるイメージがついていませんでした。
──なんと、素晴らしい見積もり力。
森:僕の周りでは、男性が育休をとるのも当たり前になってきて、体験談が豊富になってきたので、先人の知恵が役立ちましたね。
──そのほかに準備したことなどはありましたか?
森:参考文献を読んだりしていましたよ。子育てに関する情報はネットの情報は極端なものが多いので、信頼できそうな本やよくあるムック本みたいなものを夫婦で買って読みました。
秋:僕も本で情報収集していましたね。
──なるほど。みなさん情報収集や準備を経て、育休に入られているんですね。
育休をとらなかったら、を「想像できない」
(秋元さんにご提供いただいたお子さまとのお写真)
──育休期間中のことも聞いてみたいと思います。期間中は何をされていたのでしょうか?
森:日々あくせく動いていました。
秋:僕もかな...ずっと育児していましたね。
──奥さんが出産して家に帰ってきた後は、家事などの分担はどうされていました?
佐:うちは、上の子の世話をしていました。最初の頃は妻が動けないので上の子の子育てを僕がやって、ご飯も作って、という感じで。
森:うちは完全母乳だったので、妻にしかできない授乳は妻がやってくれて、基本それ以外は私がやっていました。妻は授乳して寝る、授乳して寝る、という感じで、僕はそれ以外のことをひたすらやるという。
秋:それにしても、忙しすぎてあまり記憶がないですね。二人とも寝不足で。産後は体が辛いし、精神的にもホルモンバランスが崩れたりするのでたくさん寝かせてあげようと思っていたのは覚えています。
育休でわかる子育ての大変さ
(森弘さんにご提供いただいたお子さまとのお写真)
──実際に育休をとってみて、子育てに対する意識も変わりましたか?
佐:圧倒的に大変じゃないですか。というよりは、思っていた大変と質が違った。細切れのタスクが山ほど入ってくるし、気を抜くと本当にこどもは体調を崩したり、怪我をしたりするかもしれない。そこに気づけたのが大きかったですね。今回は二人目だったので再確認したという感じですが、一人目の時は1ヶ月しか育休をとらなかったので、もう少しとっても良かったなと思いました。奥さん、大変だっただろうなあと。
秋:僕も大変さがわかって、街で双子の赤ちゃんを見た時などに「かわいいな」から「すごいな」という感想を持つようになりました。
佐:親の方に目がいきますよね。
秋:そうそう。
森:僕は会社のこどもを持つメンバーがこどもの病気や、保育園の呼び出しなどで休みの連絡をもらったりすると「本当に行ってきてください」と心から思うようになりました。
──熱だすよね、風邪もらうよね、って、共感できるようになりますよね。
一同:そうそう、そうそう。
ドキュメント文化が復帰を簡単に
──育休で気になるのが復帰の仕方だと思います。heyの場合は育休から戻る時に大変だったことなどはありましたか?
佐:半年休んでいたので、復帰が怖いなと思いました。ちゃんと仕事ができるかな、と直前は不安になったりしましたね。
森:僕は不安がなかったんですが、これは僕の性格的な問題のようなきがします。
佐:すごいなあ。
秋:僕は1ヶ月でしたが、それでも不安はありました。Slackなども何も見ていなかったので。
佐:特にheyはスピードが速いですからね。チームの中にも知らない名前がいっぱいあったり。
森:僕なんて「(STORES 予約の前身の)クービックが仲間になります!」というアナウンスが育休中にありました(笑)
──キャッチアップはどのようにしていったのでしょうか?
佐:とにかくみんなが書いてくれたesaを読みました。
──esaは偉大ですよね。
秋:ドキュメントに残す文化があるのは偉大です。
森:暗黙のうちに決まっていた事柄などがなく、だいたいの決定事項がドキュメントに残っているからとても助かりました。
佐:ドキュメントがいかに大切かがよくわかりました。これまでは新しい人が入ってきて参考にしてもらうことを想定していたけれど、自分が一度抜けて戻ってくるということもあるんだなあ、と。よく「半年後の自分にわかるようにメモを残す」なんて言いますが、そういうことを意識して書いていこうという気持ちになりました。
育休を取ってみて
──育休をとってみて、よかったですか?
森:もちろんです。というか、うちはとらない状態が想像できなくて。「とってよかった」ではなく「とらなきゃいけない」と感じたので、これからこどもが生まれる人にもとってもらいたいなと思いました。
秋:僕も育休とらない選択肢はないですね。うちの場合はコロナで出産も立ち会えなかったので、奥さんに産後も育児を手伝わなかったら本気でこどもを触らせたくなくなりそうだと言われていたくらいでしたから。
佐:とらないということが考えられないですね。
──そうですよね。私が出産した時は夫が1週間の有給をとってくれたのですが、あっという間。まわりがこれから育休を取ろうとしている時は、みなさんおすすめしてあげたいですか?
佐:もちろんです。Slackは全部消して、家のことに集中してね、と言うでしょうね。パソコンを持って帰らないほうがいい。
森:特別な事情がない限りとる、となっているほうがいいと思いますね。
秋:うちの場合は妻のお母さんがきてくれるという話もあったんですが、それでも育休は必要だと思いました。
森:それに、育児はコミットしないとどんどん差がついてしまうので。個人的には、できる育児を広げるためにも絶対にとったほうがいいよ、とおすすめしたいです。うちは一通り育児をしていたんですが私が先に育休を終えたタイミングで離乳食が始まったんですけど。
一同:あー(笑)
森:そこで差がついちゃったなーって。
佐:向いてるタスクがわかってきたりもしますしね。僕は寝かしつけは妻よりうまいです。
森:お互い育児レベルをあげられるという面でも、いいなと思います、育休。
秋:まわりでこどもが生まれる人がいたら、全力でサポートしたいと思っています。
──みなさんのやりとりを聞いていると、これからもheyに育休文化が根付いていく様子が想像できます。盛り上がってきたところですが、インタビューはこのあたりでおひらきです。みなさん、今日はお話を聞かせていただきありがとうございました!
秋元さんのお気に入り:2e CHESTS
まだ購入したことはないんですが、かわいい子供向けのものをたくさん取り扱っているので、今度購入したいなと思って見ていました。冬に向けてタイツなどを購入したいなと思っています。
森弘さんのお気に入り:MALGA GELATO|マルガージェラート
ここのジェラートがめちゃくちゃおいしかったのでおすすめです。特に私がお勧めしたいのがグランピスタチオで、これまで食べたアイスの中でもダントツでおいしかったです。他のアイスもおすすめなのでぜひセットで買ってみてください。
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