デザインを突き詰めて考えることは、事業づくりを考えること
プロダクトマネジメント本部で新規事業を手掛けている井出 優太(いで・ゆうた)さん。デザイナーでもありながら事業づくりを行う理由や、heyではたらく理由を聞きました。
プロダクトデザインから新規事業まで
——今はどんな仕事をしていますか。
STORES には現在3つのサービスがありますが、その全サービスのプロダクトデザインや、新規事業として新しいプロダクトをつくる仕事をしています。
デザインを突き詰めて考えると、事業を考えることにぶちあたる
——デザイナーとしてキャリアが始まったのに事業づくりもやっているのはどうしてなんでしょうか。
デザインについて突き詰めて考えていくと、事業を考えることにぶちあたるんですよね。誰のために何をどう作ってどう届けるかを考えることは、結局ビジネスを考えることとほぼ一緒なので。
インタラクションデザインを研究したくて入った大学院でUI、UXデザインという言葉もまだない時代にサービスをゼロから考えることを学んだり、はじめに入社した会社でゼロからプロダクトを作ったりしていたことの影響があるかなと思います。
根底にあるのは、作る楽しさと学ぶ楽しさ
——デザインから事業づくりまでの幅広いスキルはどこで身につけたんでしょう。
卒業後に株式会社カンムに入ったのが一番大きかったですね。代表の八巻さんに声をかけてもらってデザイナーとして入ったんですが、当時は5名のチームのうち、3名がものを作る人という小さいチームだったのでみんな何かしら役割を掛け持ちしていて、僕はPMからデザイン、フロントエンドまでを担当していました。ここでいろいろと経験を積めたと思います。本当に大変でしたが、それと同時にとても楽しい毎日でしたね。
——そこからどうして転職したんですか?
当時つくっていたプロダクトをリリースして少し経った時に、現在のheyの代表である佐藤さんがフリークアウトで新規事業をやると聞いたんです。もう一度ゼロから新しいものを作りたいと思い、転職しました。
そこでは、SMB向けの顧客管理ツールを作り始めたんですが、なかなか良い切り口が見つからなかったりビジネスになるのにはかなり時間がかかることがわかって。結果、会社はクローズして、STORES の顧客管理機能を充実させたいという話があがったのもあって、とりあえず僕はheyに来たというわけです。当時は佐藤さんの横に座って、話しながらやれることを考えるところから始めたので、新しいインターン生だと思われていたみたいです(笑)
——それで新規事業をやることになったんですね。
はい。まず、STORES よりも手軽に物を売ることができるサービス「soi」をリリースしました。「soi」自体は可能性は感じつつも継続することが難しかったのですが、あらたに会社として優先度の高い新規事業をやることになりました。
より事業としてうまくいきそうだったり、みんなが喜んでくれるサービスを作れる可能性があるなら、取り組むことを変えることには抵抗はなかったです。僕自身のやる気の源は、作ることや学ぶこと自体が楽しいということぐらいで、事業に対しての好みはあまりないんです。
友達や仲間と楽しく作り続けたい
——井出さんみたいに何でもできたら、起業もできるように思えます。会社ではたらく理由はなんですか?
社会や業界をどうにかしたいというような強い課題意識とか、どうしても解決したいペインみたいなものがないんですよね。だからそういう想いをもっている人からお題をもらって進めていく方が、僕には合っている気がしています。一方で、自分で全部やりたいという気持ちもあるので、何か見つかったらやるかもしれないなあと思いつつ。一度代表をやってサービスをクローズしていて難しさもわかるので、どうでしょうね......。
会社で働く良さとして、チームで大きな仕事をする楽しさをあらためて実感しています。チームで取り組めばもっと早くもっと大きく作ることができて、次の新しい世界を早く見ることができるんですよね。チームがうまく機能できるようにする技術を学ぶのも最近は楽しいです。
——チームでの取り組み方は以前と変わりましたか?
自分で実作業をする部分はかなり減りました。ただ、手を動かさないと深く理解できないタイプなので、アウトラインは今でも全部描くようにしています。そうしないと、レビューしたりこれが良いと自信を持って言えないので......。だけどほんとは、僕の頭にあるものを超えてきて欲しいですね。
誠実に向き合って作ったものは、いいサービスだと誇ることができる
——ある程度の人数のチームで取り組めるようになったことで井出さんのマインドも変わりましたか?
ものを作る時の姿勢は変わったように思います。これまでは少人数でゼロからイチを作る仕事だったので、まず最低ラインを守ってリリースすることで精一杯だったところがありました。heyに入ってからは、新規事業ももちろんですが既存事業のデザインも見ているので、関わっているみんなが誇れるサービスを作ること、デザインすることにこだわりを持つようになりました。
——関わっているみんなが誇れるサービスというのは具体的にはどんなことなのでしょうか。
役に立てたり、美しかったり、気が利いていたりといくつかあるんですが、僕の中では誠実に向き合って作ったもの、という視点もあります。サービスを使ってくれるお客さまにも、会社の仲間や社会に対しても、誠実に向き合って作ったという自負があれば、考え至らない部分があったとしても「このサービスはいいものだ」と言い切れる。逆に言うと、これがいいと言い切るために誠実に向き合い続けないと自分で自信が持てない、ということかもしれません。デザインは最終的なもののカタチを規定するので、僕が誇れないものはみんな誇れないだろうという思いでやっています。
——これからやりたいと思っていることはありますか?
いま作っている新しいプロダクトも磨いていきたいし、STORESのプラットフォームを作るのも面白そうだなと思っていますが、根底にあるのは「この先も仲の良い友達とプロダクトが作れたら楽しいかな」というシンプルなことです。
友達や、仲間と一緒に楽しくものを作っていく。結局はそれがやりたいだけなんです。
井出さんのお気に入り:I’M OK
代官山に店舗があるおもちゃ屋さんです。店頭にある在庫をネットショップでも販売していて、売れたらお店から送ってるというお話がいまどきっぽい。ここのおもちゃを子どもに買ったら気に入ってくれて、いつも持ち歩いてます。
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