やりがいは? 難しさは? STORES 新任マネジャー3名による“本音”座談会
入社して間もない職場でマネジャーを務めるのは、誰にとっても簡単なことではありません。今回集まっていただいたのは、2024年1月に揃ってマネジャーに就任したサービス法人部門の3名。「現在のミッションは?」「マネジメントで苦労した点は?」。彼らを見守ってきたシニアマネジャーの平沢春佳さんを聞き手に迎え、本音で語り合っていただきました。
2024年1月にマネジャーに就任した3名。これまでのキャリアと STORES を選んだ理由
──今日はお集まりいただきありがとうございます。それではさっそく、自己紹介をしていただきたいと思います。
粟:2023年4月に入社した粟飯原です。私は将来的に起業することを一つの選択肢としており、2024年に起業したいと思っていることも入社面接時に伝えていました。新しい事業を検討している方や、起業したばかりの事業者様との出会いが欲しくて STORES に入社しました。マネジャー経験は前職で半年間あります。
伊:2023年3月に入社した伊藤です。 STORES に入社したのはCS(カスタマーサクセス)の陣山さんの紹介です。CSの経験が豊富な方の下で働きたく、入社を決めました。前職では6名のチームのマネジメントを経験しました。
松:2021年12月に入社した松原です。この中で唯一、 STORES で初めてマネジャーになりました。 STORES に入社したのは、高校生の時に祖父母が営んでいたラーメン屋さんを畳まざるをえなくなったのを見た経験からです。中小規模事業者様を支えられる仕事がしたくて入社しました。
──ありがとうございます。さっそく、お話を聞いていきたいと思います。まずは、マネジャーになる内示を受けた時のことをお聞かせください。粟飯原さんと伊藤さんは STORES に入社してから1年未満、松原さんは初めての就任でしたが、その時のお気持ちは?
粟:将来的に起業を考えていることを伝えている上で、内示をいただいたので本当に驚きました。それでも打診していただいたことが嬉しくて、ポジティブに受け取ったのを覚えています。
伊:私は不安が9割、わくわくする気持ちが1割で、ほとんど不安でした。まだ社歴も浅く、自分自身プレイヤーとして十分な経験を積んでいたわけではなかったので、本当に自分でよいのだろうかと。
松:伊藤さんの例えを借りるなら、私は不安が5割、わくわくする気持ちが5割でした。もちろん自信があったわけではありませんが、仕事に次のステップが見えてきたようで嬉しかったのです。一方で、前任のマネジャーの方がとてもロジカルだったので、感覚的な私に務まるのかは不安なポイントでした。
それぞれの職種と、それぞれのミッション。実現までの道のりと難しさは
──それぞれ複雑な気持ちで打診を受けていたんですね。今の活躍を見ると、なんだか信じられない! それぞれ領域の異なる皆さんですが、現在どのようなミッションを持っているのでしょうか。
粟:ダイレクトセールスグループの私は、 STORES のプロダクトを複数使っていただくことによる売上の最大化がミッションです。そこで、私が取り組んでいるチャレンジは大きくふたつ。ひとつめは、これまでひとつのプロダクトを売ることに特化してきたメンバーが、複数のプロダクトで多面的な課題を解決できるようにすること。ふたつめは「イケてて売れてるセールスチームづくり」。プロダクトづくりをするメンバーが脚光を浴びやすい文化があった STORES で、セールスの存在感を出せたらいいなと思っています。
──マネジャーに就任してみて、メンバーの時と違いを感じますか?
粟:より再現性を意識するようになりました。これまでは自分が売れればよかったけれど、今はメンバーに数字を作ってもらわなければならない。自分が当たり前にやっていることや仕事を相手にうまく伝えられるように気をつけています。
──続いて、セールスから新領域推進グループのマネジャーになった松原さんはいかがですか?
松:私のチームのミッションは、ヘアサロン、ネイルサロンなどのサロン領域の事業者様に、STORES の予約システムや顧客関係管理システムを認知していただくことです。 STORES は小売事業者が使うサービスだというイメージが強く、美容業界での認知が低いので、まずはそれを獲得しなければなりません。
──松原さんは、もともと4名のチームのリーダーをしていましたね。マネジャーになってみていかがですか?
松:それぞれ異なる強みを持つメンバーに活躍していただくのに難しさを感じています。特に私は感覚派なので、やり方をロジカルに説明することに苦労しています。
──松原さんとは普段から「いかに型化するか」を議論しています。型化をすることで、良いセールス行動が組織に浸透していき、それが結果として成果創出につながっていくと良いですよね。続いては、CSの中のカスタマーエクスペリエンスグループのマネジャーになった伊藤さん、いかがでしょう。
伊:私のミッションは、プロダクトのクロスユースによる価値を提供するカスタマーサクセスです。具体的には、 STORES 予約 、 STORES レジ 、予約システムとひとつになったPOSレジ も合わせた支援をしています。複数のプロダクトを組み合わせて事業者様を支援することで、市場での認知を広げ、利益の最大化を目指しています。
──具体的にはどのように実現していくのでしょう?
伊:まず、事業者様のオンボーディングを効率化すること。次に、事業者様の売上を上げるカスタマーサクセスを行うこと。最後に、中規模以上の事業者さまに継続的に利用いただくための支援を行っています。
──いいですね! みなさんがそれぞれのミッションに向かって、挑戦をしているのが伝わってきます。
多様な経験や価値観を持つチームメンバーと未来を描く。新任マネジャーとして乗り越える壁
──ここからは、新任マネジャーとしてどんなやりがいがあるのかや、難しさについて伺っていきたいと思います。
粟:私は今まで当たり前だったことを疑い、自らで変化を起こすことを心がけています。例えば、今まで実践していた顧客管理方法を見直し、新しい定義を導入しました。このような改革はやりがいを感じられる一方で、年齢も価値観もばらばらのメンバーにどう説明するのかが難しさもあり、ひとつの挑戦だと感じているところです。
伊:時にはそうした意思決定に拒否反応が出ることもあると思います。そんな時はどうしていますか?
粟:意見をいただいたらちゃんと持ち帰り、納得できる答えを考えるようにしています。その上で、その答えを「相談」として共有し、合意形成するようにしています。
──伊藤さんはいかがですか?
伊:複数のプロダクトで事業者様の課題解決ができるようになったので、事業者様にどのような成果を届けるかや、その方法、コンパウンドサクセスのあるべき姿を設計しています。このような大掛かりな設計を始めると、メンバーが目の前のやるべきことに捉われがちなのが難しさを感じているポイントです。そこで、メンバーが取り組むべき具体的な行動を示す「行動目標」と、チームとして手に入れるべき成果を示す「成果目標」、最終的に実現したい状態を抽象的に表す「意義目標」をそれぞれ決めて伝えるようにしています。
松:このような未来の姿をどう作ったのかや、メンバーに伝えていったのか気になります。私のチームでもやってみたいです。
伊:「サクセスリリース」と名付けた、組織が目指す未来像を擬似プレスリリースとして作成しました。それを見たメンバーがわくわくして、やる気にエンジンがかかるようなものにするために、各自の価値観の合わせたベクトルを意図的に散りばめるようにしています。例えば、事業者様に届けられる成果、チームにとっての価値、メンバー自身にとっての成長などです。
──松原さんはいかがですか?どのようなことに難しさややりがいを感じていますか?
松:問題を解決するためにこれまでのルールを変える時、PDCAを回すことが苦手な私は難しさを感じます。PDCAでは「D」が得意なプレーヤータイプで、「P」の計画や「C」の分析に苦手意識があるので、それができるようになるのが目下の目標であり、やりがいを感じるポイントです。
──どうやってこれらを乗り越えるイメージを持っていますか?
松:苦手な分野を特定することはできたので、それが得意な人のやり方を徹底的に見て、自分なりの方法を見つけようと思っています。
──いいですね。壁にぶつかりながらも、自分自身で解決する方法を見つけていらっしゃるみなさんが、とても頼もしいです。
複数のプロダクトを駆使して事業者に価値を届ける。STORES にある「機会」とやりがい
──ここまでさまざまなお話を伺ってきましたが、改めてみなさん、 STORES でマネジャーをやるのは楽しいですか?
3人:楽しいですよ!
──ははは。ちょっと言わせたみたいになってしまいましたね(笑)。みなさんがマネジャーを任されたように、 STORES は意思と力のある人に次々と挑戦の機会が生まれる会社です。これから入社を考えている方に、その当事者として STORES の環境を伝えるとしたら?
粟:今日お話ししたように、マネジャーとして難しさを感じているのも事実ですが、そういった成長できる機会があることこそが STORES で働く楽しみなのではないかと思います。また、セールスとしては複数のプロダクトを掛け合わせた幅広い提案や、データを活用できるという成長の機会があります。今後もプロダクトのラインナップは増えていくので、それに合わせてたくさんの機会が生まれるのではないかと予想しています。
伊:私も同意見です。CSとしては、幅広い業種の事業者様を深く知ることができることがやりがいであり成長の機会だと感じています。これまで経験した3社では、どうしても「幅」「深さ」どちらかに偏った仕事になりがちでした。 STORES は、その両方を経験できるのが魅力です。
松:私は、 STORES では新しいことを体験できるところが難しくも楽しいポイントだなと感じています。置かれた状況や課題を自分ごとだと捉えられる方には必ず機会が巡ってくる環境なので、そういう方はきっと活躍できるはずです。
──なるほど。まさに最近マネジャーに就任した皆さんからお話いただくと、リアリティがありますね。
まずは自分自身が仕事を楽しむこと
Just for Fun を体現するマネジャーを目指して
──今日はたくさんお話いただいてありがとうございました。最後に、新任マネジャーの同志であるお互いにエールをいただいて、この対談を終わりにしたいと思います。
粟:今日はありがとうございました。楽しさややりがいだけでなく、難しさを感じていることやその乗り越え方などを聞いて刺激を受けました。私のチームは成功するので、お二人も成功してください! そのくらいの覚悟で、私は仕事にのぞむつもりです。
伊:いいですね! 私からは、まず私たち自身が会社のミッションである「Just for Fun」を体現しましょうと伝えたいです。ミッションを掲げていても、それを体現できていない会社を私はたくさん見てきました。そうならないように、まずは私たち自身が仕事を楽しんでいきたいなと思います。
松:若い私たちが頑張ることで、組織に勢いがつくはず。お互い大変なこともあるけれど、たまには飲みに行って、お互いを鼓舞したいですね。頑張りましょう!
──ありがとうございます。1Qが終わった時点で、みなさんから「楽しもう」という言葉が聞けたということは、とても良い状態なのではないでしょうか。私は長らく営業現場を外側から支援してきましたが、自分自身が組織を持つのは久しぶり。そんな中でも、「みんななら大丈夫」と思ってマネジャーに任用しました。その時の決断は間違っていなかったのだなと、この座談会で改めて確信しましたよ。これからもマネジャーの仕事を楽しんでください!
デザイン:石橋 講平
写真・文:出川 光
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