heyの新卒研修プログラム、ルーキーズプロジェクトとは
2022年4月1日、heyでは初めての新卒メンバー(以下、ルーキーズ)を迎えました。ルーキーズにとっていい社会人生活のスタートを切ってほしいという思いで、PX(人事)主体で3ヶ月に渡る実践型の研修を実施しました。座学を受けるだけではなく、自分たちで企画、実行、振返りまでを行いました。どんな内容だったのか、ルーキーズは何を感じたのか、ルーキーズプロジェクトの様子をお届けします。レポートするのは、エンジニアリング室で技術広報を担当する加藤千穂ことえんじぇるです。
ルーキーズプロジェクトとは?
ルーキーズプロジェクトの目的は、heyのバリューを実践するために必要な3つの力を身につけること。
この3つの力を身につけるために、9つの行動指針を定め、この行動指針を振返りやフィードバックでも活用しました。
ルーキーズに取り組んでもらったのは、24卒向けのポテンシャル採用広報の企画です。8名のメンバーを2つのチームに分け、どのようなゴールを定め、定量目標・定性目標を持ち、どのようなイベントを実施するのかを一から考えます。チームメンバーは、エンジニア、デザイナー、マーケティング、セールスなど、さまざまな職種。各自配属されたチームでの業務をしながら、このプロジェクトに取り組みました。
キックオフ〜イベント実施まで
ここからは、キックオフからイベント実施までの流れをご紹介しましょう。まず、このプロジェクトに主体的に取り組んでもらえるようにキックオフを開催。どのような力を身につけてほしいのかを知ってもらうためのオリエンテーション、プロジェクトをスムーズに進行するためのプロジェクトマネジメント研修を受け、プロジェクトを進めるための予備知識を備えてもらいました。
キックオフの後は、各チームに分かれて、イベント実施までの計画を練ります。各チームとも週次でミーティングをし、イベントのKPI、KPIを達成するためにどのような内容のイベントにするのかを話し合いました。困ったことがある場合には、各チームのメンター(人事)に相談しながら、内容を詰めていきました。
イベントは6月下旬に開催。イベントレポートはこちらです。
それぞれの気持ちがあふれる、最終成果発表会
ルーキーズプロジェクトはイベントを実施して終わり、ではありません。今回のプロジェクトの依頼者である、VP of People Experience 佐俣さんへの最終報告がありました。
最終成果発表の始まりであるチェックインで、それぞれ今の気持ちを話しました。
「自分がやってきたことを話すのも、Bチームの振返りを聞くのも楽しみ」
「今日で終わりなのかって。入社して3ヶ月、普段の業務もあるけど、このメンバーで毎週定例をやっていて、来週以降の定例を消した。ちょっと寂しい気持ちがある」
「3ヶ月あっという間だった。どんな結果になったのかを知るのが楽しみ。入社前は同期がいないと思っていて、寂しいなと思っていた。プロジェクトという同期と一緒に何かをするきっかけを作ってくれたことが嬉しい。一緒に進められて楽しかった」
人事から、この最終成果発表会をどのような時間にしてほしいかを説明し、それぞれのチームの発表の時間に。
チームBのイベントは、CEOの佐藤さん、VP of People Experienceの佐俣さん、CTOの藤村さん、エンジニア2名とたくさんの方を巻き込んだイベントを実施しました。
定量目標には届かなかったものの、チームBが伝えたかった「挑戦できる環境がある」ことが、参加していただいた方にも伝わったようです。
チームBの振り返りを受けて、佐俣さんからのコメント。
「振り返りのクオリティが高いですね。きちんと言語化できていると思います。3ヶ月間、プロジェクトを進めている中で、チームBは途中から何をすべきかが明確になり、ひとつのチームになった。その瞬間からの成長が早かったのだと思います。何かを実行する時って全部が成功するわけではありません。仮説としておいたことがどう違ったのか、ファクトを整理することが大事です。振返りはアクションごとにやって、振返りの中で正しい問いを立てられると今後に繋がると思います」
PX部門カルチャー本部の齋藤さんからもフィードバックコメントがありました。
「嬉しい、悔しいという感情面も言語化をしておくと自身のFunの拡大や発見に繋がります。なんで悔しいのか?を考えることがこだわりを見つける習慣になるので、深ぼって考えてみるといいのではないでしょうか」
続いて、チームAからの発表。
チームAはイベントとして他社とのLT大会を実施、またCTO藤村さんがホストを務めるPodcast番組『論より動くもの.fm』にルーキーズが出演する企画も実施しました。
チームAは定性・定量目標とも達成。イベント開催の1週間前まで、参加者が2名しか集まらないという状況に陥りながらも、できるすべてをやりきり、イベントをご一緒した他社の方からも、参加者からもポジティブなフィードバックをもらえました。
チームAの振り返りを受けて、佐俣さんからのコメント。
「一番いいなと思ったのは最後まで諦めなかったことです。heyのバリューのひとつである『デリバリーアニマル』は執着すること。絶対に達成するんだ、どうにかしてクリアしていくということにこだわること。集客ができていないと焦ってからの行動がそれまでの数週間を大幅に超える時間だったんじゃないかと思います。事業として考えた時に、今期がよかったとしてもそれで終わりにはなりません。成長し続けるためには、やり方を変えたり、工夫が必要になります。もし同じ機会があれば、何をすればいいのかと振り返りながら、工夫し続けてほしいですね」
続いて、PX部門カルチャー本部の齋藤さんからのコメント。
「イベント当日もクオリティが高かったです。落ち着いてイベントを回していたのを見ました。その裏には、4回のリハーサルがあったことを今日知りました。社外の方を巻き込んで実施するのは大変だったと思いますが、自分たちで主導してイベントを実施できたのがよかった」
さいごに
最後に今回のプロジェクトを通じて、どのようなことを感じたのかルーキーズに感想を聞きました。
「今後エンジニアとして働いていくとなると経験することがなさそうな体験ができてよかったです!(例:社外の人とのイベントや配信関連・相談の仕方など)」
「同期と同じプロジェクトを行うことができたので、中途入社だと味わえない一体感を感じることができてすごくよかった。また、運営側の視点で事象を考えることができたので、学ぶものがたくさんあった」
「メンターも社内の方も相談すると快く引き受けてくださりとても助かりました!」
ルーキーズはすでにそれぞれの業務で活躍中。今回のプロジェクトを通じて学んだことが日々の業務にも活かされるとうれしいなと思います。
(写真:天野りえ、文:加藤千穂)