STORES で働くってどんなこと? 入社半年のエンジニア3名インタビュー
STORES で働くとは、どんなことなのだろう。 STORES らしさとは、何だろう。入社して半年、まだ「外からの視点」と「 STORES の視点」を持ち合わせているエンジニアの3名に、入社の理由や、現在感じていることをざっくばらんにお話いただくためにお集まりいただきました。 STORES 予約、セキュリティ、新規事業。それぞれ異なる仕事をしている3名のお話から、少しずつ STORES の輪郭が見えてきます。
どうして STORES に? 三者三様の仕事と STORES を選んだ理由
──今日は、入社して半年あまりが経過したエンジニアの3名にお集まりいただきました。 STORES に入社したきっかけや、実際に仕事をしてみて見えてきたことなどを幅広くお伺いします。まずは、自己紹介をお願いします。
今泉: STORES 予約 の開発をしている今泉です。趣味はコーヒーを淹れることで、自分が選んだ豆で淹れて楽しんでいます。
佐藤:コーポレートセキュリティ、プロダクトセキュリティを担っている佐藤です。最近は和食にはまっていて、おいしい天ぷらやお寿司を食べに行っています。
堀内: STORES の新規事業プロジェクトでバックエンド開発をしている堀内です。趣味はダーツで、時間を見つけてダーツを投げに行っています。
──現在、具体的にどのようなお仕事をされているのでしょうか。
今泉: STORES 予約 を開発するチームに所属し、主にリピート率アップのための機能を開発しています。現在取り組んでいるのは、事業者様が営業時間外にも予約を取れる機能の開発です。また、自社テックカンファレンスのコンテンツ企画なども行っています。
佐藤:私はコーポレートセキュリティ、プロダクトセキュリティ全般を担当しています。コーポレートセキュリティでは、主にPCIDSSというクレジットカード業界のセキュリティ基準に準拠するための対応を、プロダクトセキュリティでは、ウェブやスマホアプリの脆弱性診断を行なっています。
堀内:私は STORES ネットショップや STORES レジ などを手がけるチームで、新規事業の開発に携わっています。サービスの詳細はまだお知らせできませんが、画期的なサービスになると思います。また、サービスが簡単に壊れないようにするため、既存サービスのエラーやバグの修正なども積極的に行なっています。
──仕事も趣味も異なる多様な3名に集まっていただき、インタビューが盛り上がりそうです。さっそく、皆さんが転職する時のことからお話を伺っていきます。前職の仕事内容と、そこからなぜ STORES に入社したのかを教えてください。
今泉:前職では、受託開発の仕事をしていました。受託開発は、クライアントの情報が入ってくるまでに時間がかかり、キャッチアップしづらいことに課題を感じていました。自ら情報をキャッチアップでき、情報の透明性が高い自社開発企業に転職したいと考えて STORES に出会いました。 数ある自社開発企業の中でもSTORES に入社する決め手になったのは「Just for Fun」のミッションです。
佐藤:私も受託で仕事をしていたので、その気持ちがよくわかります。また、ミッションへの共感が入社の決め手になったのも同じです。
堀内:私は前職が“ひとり開発”だったので、情報が入ってこないことの辛さにとても共感します。私の場合はキャッチアップのフラストレーションだけでなく、自らの開発技術にも不安を感じていました。「今はなんとかなっているけれど、5年後、10年後が怖いな」と。
今泉:みなさんどこか同じ気持ちを持っていたんですね。なんだか嬉しいです。
──佐藤さんはいかがですか。
佐藤:私は前職がセキュリティベンダーだったため、他社に対して脆弱性診断を行っていました。その中で、より現実的かつ踏み込んだアドバイスをするために、自社でプロダクトを持ち開発している企業に転職したいと考え、 STORES を選びました。
今泉:転職理由が同じなので、とても共感できます。ところで、「現実的かつ踏み込んだアドバイス」というのは、どんなことなのでしょう?
佐藤:リスクとビジネス要件のバランスを考えたアドバイスです。ただリスクを指摘するのではなく、その事業においてリスクを許容できるかを考慮するには、他社からの診断では限界があると感じていました。ベンダーとしては「直してください」としか言えないですから。
堀内:社内でセキュリティを担当すると、やはりプレッシャーを感じるものですか?
佐藤:そうですね。万が一大きなインシデントが起こってしまった場合、事業者様やその先のお客様にも非常に大きな被害が発生することが考えられるので、その点はプレッシャーといえるかもしれません。ただ、自分たちの判断によって、皆さまからお預かりしている情報を様々な被害から守ることができる、というのはやりがいでもあります。
──堀内さんはいかがでしょう。
堀内:私は前職でデータ分析をする人のためのデータ分析ツールの開発をしていました。とても働きやすい職場でしたが、ひとりでひとつのプロジェクトを担当するため、“ひとり開発”をずっとしている状態でした。先ほどお話ししたような自身の技術レベルへの不安や、チームで大きなものを作ってみたいと転職を考え STORES に入社しました。
今泉:チーム開発をしてみて、いかがですか?
堀内:自分にはなかった発想や意見が出てくるのがとても面白いです。また、異なる意見が折衷されて良いものができた時には、「これがチーム開発か」ととても嬉しくなります。一方で、異なる意見の落とし所がなかなか見つからない時にコミュニケーションが必要になるというのは、やってみてからわかったことで、今はまだ解決方法を模索中です。
佐藤:チームで開発してアウトプットを最大化したいという気持ちは、とても共感できます。なんだか自分の考えに近いものを感じて、嬉しいです。
転職軸は叶えられた? 入社して感じた STORES らしさとは
──入社して半年あまりが経ちますが、それぞれの転職する時に叶えたかったことは叶ったのでしょうか。また、入社してみて驚いたことや、ギャップがあれば教えてください。
今泉:自社開発に携わること、情報の透明性が高い企業で働くこと、ミッションに共感した会社で働くことは全て叶いました。驚いたことは、思った以上に開発スピードが速いことです。事業者様からのフィードバックがあっという間にプロダクトに反映されていくのはとても満足感があり、その喜びを噛み締めながら開発しています。また、自分が作ったものに対するオーナーシップが一段と強くなったのを感じています。
佐藤:私も、セキュリティを自分ごとにするというやりたかったことを叶えることができました。脆弱性診断を行うだけではなく、時には修正のプルリクエストを出すこともあり、プロダクトを自分のものだと捉えて関われていると感じています。また、長期的な視点で考えた時に、自分の仕事が会社の存続に役に立つことが大きなやりがいになっています。
堀内:私が叶えたかったチームワークも、現実のものになりました。同じ業務を行うチームメンバーと力を合わせて開発できるのはもちろんのこと、チーム外のメンバーともとても距離が近いことに驚きました。リモートワークなのにも関わらず、チームの垣根を超えてSlackのコミュニケーションが活発にされていたり、オフィスに出社した時に声をかけたりすることもあるほどです。この間も、オフィスで佐藤さんに声をかけて、飲みにいきました。
佐藤:終業間際にばったり会って、そのままご飯に行きましたね。楽しかったです。
──働いていて、「 STORES らしいな」と思ったことはありますか?
今泉:入社1ヶ月ほどでテックカンファレンスのオーガナイザーに声をかけてもらったことには驚きました。社歴に関係なくどんどん仕事を任せていく文化があるからだと思います。
佐藤:フラットな組織ならではですよね。気持ちがあれば、どんどん任せてくれる。
堀内:私が「 STORES らしいな」と感じるのは、いろいろな会社が集まって、それぞれのサービスを統合しているカオスな状態です。このカオスがあるおかげで「なんとかするぞ」という気持ちが生まれます。
今泉:プロダクト同士の統合は、実現できたら絶対に便利だと思える反面、エンジニアとしては「本当にやるのか」と思えるほど難易度が高いですよね。難しい課題を解決するのが好きな人には、面白い環境なのではないかと思います。
佐藤:やることそのものは、かなりハードですが、本当に実現したらすごくかっこいいだろうなと思うと、やりがいを感じられますね。
入社半年の3名が描く、 STORES とそれぞれの未来
──最後に、皆さんがこれから目指すことについて教えてください。 STORES でどんなことを成し遂げたいですか?
今泉: STORES 予約 は、リリースから10年以上が経過した複雑なシステムで、キャッチアップは容易ではありません。まずはその難しさを理解しながら、仕様の理解を進めていきたいと思います。また、開発を開始するまでのオンボーディングがスムーズになるようにコードやドキュメントの整理を積極的に進めていきたいと思います。最終的には、「今泉さんに任せておけばなんとかなる」と頼ってもらえる存在になれたらいいなと思います。
佐藤:私はまず、プロダクトセキュリティの向上を目指したいと思います。具体的には、開発段階から脆弱性を生まない仕組みづくりや、既存プロダクトの脆弱性の発見時に積極的に解決策を提案していきたいです。また、コーポレートセキュリティでは、私の上司である吉岡さんの「セキュリティを空気にする」を実現したいです。 セキュリティを意識せず、自然にセキュリティが守られる意識改革に尽力していくつもりです。
堀内:私が目指すのは STORES ネットショップの長い歴史を紐解くことです。現在の STORES は、プロダクトの歴史が長いためさまざまな経緯によって作られた、私が知らない機能などがまだまだあります。それらを紐解き、プロダクトの全てを理解している人になりたいと思います。また、現在進めている新規事業のリリースも頑張っていきたいと思います。
──入社半年とは思えない仕事をされていることがインタビューから感じられました。それぞれ違う部署で活躍する皆さんですが、今回お話ししてみていかがでしたか?
今泉:業務で関わることこそ少なかったけれど、入社動機や楽しみを感じていることが共通していて面白かったです。また、 STORES ならではのカオスさを楽しんでいることが頼もしくも、嬉しくも感じられました。
佐藤:私も同じくです。こうして業務だけではなく、感じていることを話す機会があって、お二人のやりがいや楽しみを感じられてよかったです。これからも一緒に頑張っていきたいと思います。
堀内:私は、今泉さんや佐藤さんを“雲の上の人”のように感じていました。けれど、こうしてお話ししてみるとその壁がなくなっていき、共通している志が見えてきてとても嬉しかったです。こうして同じ思いを持っている人とこれからの STORES を作っていけるのがとても楽しみです。
──みなさん、本日はありがとうございました!
デザイン:石橋 講平
写真・文:出川 光
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