見出し画像

HRの力を誰かのために。「人を活かす」をテーマに STORES で働くこと

採用活動からインターンの実施まで、さまざまなHR施策を手掛ける向原茉莉江さん。その原動力は何なのか。子供の頃の夢からキャリアと転機まで、幅広くお話を聞きました。

PROFILE
向原 茉莉江さん・・・PX部門ピープル本部タレントアクイジショングループ
PX部門ピープル本部で採用を担当(キャリア採用・ポテンシャル採用)している。郊外に転居してからは、毎週のように山梨や長野にアウトドアに出かける。Twitterのアカウントは@MarieMukohara 。

「人を活かす」という自分のテーマ

お話をきいた向原さん。

──現在どのようなお仕事をされているんですか?

PX部門のピープル本部で、タレントアクイジショングループのマネージャーをしています。最近マネジャーになったばかりですが、リクルーターの仕事もやっています。具体的にやっていることは、ポテンシャル採用と入社後のフォローや育成、PMやデザイナーの中途採用、チームマネジメントです。

──ありがとうございます。まずは、今のキャリアに至るまでのお話を聞きたいと思います。ちょっと昔からになりますが、子供の頃の夢はなんでしたか?

子供の頃の夢はお医者さんになることでした。父が学校の先生をしていて、荒れている学校でしたが、毎日ひとりひとりの生徒に向き合っている姿を見て格好いいなと思っていたんです。悩みや課題を抱えている人の力になれる職業として、お医者さんになりたいなと思っていました。

──お父様が学校の先生なんですね。

実は母もなんですよ。私もその影響で学校で勉強を教えたり、生徒向けに授業のウェブサイトを作ったりするのが好きで、新しい知識にどんどん触れていくうちに、気づけば勉強が好きになっていました。

──すごいですね。勉強のコツはあるのでしょうか?

コツではないかもしれませんが、小さな頃から、勉強でもスポーツでも「やるなら、勝て」という教えを受けてきました。スポーツは頑張りきれなかったけれど、「好き」なことからは逃げずにやろう、と思っていました。

──なるほど。そのスタンスはお仕事にも表れているように思えます。STORES に入社する前はリクルートにいらしたんですよね。キャリアの軸が学校の先生ではないのが意外でした。

同級生のように官僚になるキャリアも考えたことはあります。でも、成長の時間軸や男女関係なくバリバリ働ける環境などの点で、リクルートに辿り着きました。

また、高校時代に母親が仕事で体調を崩してしまったこともキャリアに大きな影響を与えました。そのような問題を組織やマネジメントの力で解決できるのではないかという思いから、「人を活かす」というテーマを自分の中に持つようになりました。

そこで、HRに関わる仕事をやるために、リクルートに入ったのです。

──リクルートには新卒から STORES の入社までお勤めでした。印象深い仕事はありますか?

仕事の観点では、法人営業です。新卒採用の支援をしていたのですが、担当していた会社で、若手が入社後ギャップを感じ短期離職をすることが続いていました。これがきっかけで、お客様の新卒採用の支援だけではなく、人事制度やマネジメントにも介入するようになり、その大切さを改めて知ることになりました。

その後、人事に異動し、まさに「当事者」として会社の人と組織に向き合ったのも貴重な経験でした。

2020年に、コロナ禍に省庁に出向する、というひとつの転機が訪れます。国の緊急事態、かつ、新しい環境ということで、毎日未経験の中で意思決定をしていくことが求められました。かなり大変ではあったのですが、一方でとても充実した時間でもありました。

ここで、もっと厳しい環境に身を置いてもいいのではないかという思いが芽生えはじめました。

──これが転職につながったんですね。

はい。また、コロナで窮地に立たされた中小事業者の方の声をたくさん聞いたことも転機になりました。「明日どう生きればいいのか」という声を聞いて、中小事業者の方たちのためにHRの力を役立てたいと思ったのです。

入社したら、自分で正解にしていくしかない

──転職の際に、STORES を選ぶ決め手になったことがあれば教えてください。

まず、中小事業者の支援という軸に STORES は当てはまっていました。さらに、会社のフェーズや成り立ちを知ると、まだ人・組織については課題が沢山あるだろうと想像がつき、人事的なやりがいを感じました。また、面談でお会いした(佐俣)奈緒子さんの人となりが肌に合ったというのも後押しになりました。

──初めてのスタートアップへの転職で不安はありませんでしたか?

もちろんありました。うまくいかないかもしれないし、思っていたものと違うかもしれないとも思いましたが、これまでも未経験の領域でやってこれたから、どうにかなると思っていました。当時、同期やパートナーにも相談しましたが、「自分で正解にしていくしかないよね」と言い合っていたのを覚えています。

採用からデータ活用、マネジメント。現在の仕事

──冒頭で教えていただいた現在のお仕事についてもう少し詳しく教えてください。実際の仕事としては、どんなことをやっているのでしょうか。

「リクルーターとして採用をすること」、「暗黙知になっていた採用基準を言語化すること」、「採用のデータの可視化・活用」。この3つにこの半期は取り組んでいます。

これに加え、チームメンバーのマネジメントも行っています。マネジメントに挑戦するのは初めてなので、はじめは難しかったけれど、メンバーのおかげで形になってきました。

──すでに作られた体制ややり方があるところに入るのは大変ではありませんでしたか?

確かに難しいこともありました。STORES はいい意味でこだわりの強い人が多い会社。みんなが納得する正解を出すのは難しい時もありました。さらにこれまでの歴史を尊敬しつつ、自分がやりたいことを示すバランスには苦労しました。

けれど、 STORES ならではの特徴に助けられた部分もありました。みんなとても協力的なんです。前のめりに何かをやってあげようとする人が多くて、とても助けられました。

協力的な文化に助けられた短期インターン「hey tech camp」

──確かに。私も STORES で働く人の懐の深さや協力的なところにたくさん助けられたので、よくわかります。向原さんがそれを強く感じた仕事はありますか?

今年の「hey tech camp」ですね。ポテンシャル採用の一環で、0からの立ち上げでした。

この時、デザイナーやエンジニアやPMなど、 STORES で働くさまざまな人が手を貸してくれました。おかげでインターン生向けのサイトや参加者にプレゼントしたWelcome BOXなどのデザインは私の想像を何倍も超えるほど素敵なものができたし、実際に短期インターンに来てくれた6人からはとてもクオリティの高いアウトプットが出てきました。

──何人くらいが、どのようなアウトプットを作ったのでしょうか?

100人の応募から選ばれた6名が短期インターンに参加してくれました。エンジニアを目指していて既にコードが書けるエンジニアの学生たちに、オーナーさんインタビューから企画、実装まで行い、プロダクトを作ってもらいました。

企画1週間、実装1週間という短い期間だったのですが、2週間で作ったとは思えないほどオーナーさんのことが考え抜かれたアウトプットになっていました。UIが作り込まれていたり、中長期の視点が入っていたりと、こちらが勉強になった実りの多いプロジェクトでした。

──部署を横断しての協力がなければ実現できなかったプロジェクトですね。プロジェクトに関わっているみなさんも楽しんでいる様子がSlackから伝わってきていました。

そうなんですよ。終わる頃には社員から「こちらが襟を正された気分です」というコメントをもらったほどです。

変化を楽しむ人と働きたい

──これから向原さんがどんな活躍をされていくのかが楽しみです。最後に、これからやっていきたいことを教えてください。

変わらず「人を活かす」をテーマに仕事をしていきたいと思います。 STORES はキャリア採用を軸に拡大してきました。さらに成長するために、若くポテンシャルがある方に仲間になってもらい、活躍してもらえる土台をつくる、そんな仕組みをつくっていきたいと思います。

──そんな未来を、どんな人と作っていきたいですか?

変化を楽しみ、自分ごととして物事をとらえられる人と働きたいと思います。会社やオーナーさんのために自分で機会を作って成長できる人と、これからの STORES を作っていきたいです。

(写真・文:出川 光)

向原さんのお気に入り:Cheeber
チーズが大好きなのですが、毎月日本全国の美味しいチーズをお取り寄せできます。セレクトなので、食べたことのない新しいチーズとの出会いも!お酒のアテにぴったりです。

https://cheeber.stores.jp/



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?